悲しいね

開校以来、全員第一志望合格という当たり前の記録を今年も無事達成・継続できましたが、

受験生優先でやってきた余波なのか、それとも不器用で他の事を同時進行できないのか、とにかく今年も次年度への準備が大幅に遅れていて、

塾生の総括と次年度の確認という大切な面談を現在も実施しており、

先ほども教材会社から新年度以降のワークの発注の催促があったりと、

春の陽気にいつまでもボーっとしていられないなぁと改めて気を引き締めている昨今です。

 

そんな中、先日とても悲しい出来事が...

 

塾の使命は成績向上です。

成績が上がらなければ、塾としては当然失格で存在価値すらありません。

その成績向上に大切なことは...様々な観点から様々な切り口や言い方がありますが、

大切なことのひとつに、『本人・ご家庭・学校・塾が一体となって取り組む』があります。

 

何より大切なのは学校の授業をしっかり受けることです。

そしてもっとも時間があるはずの家庭での学習習慣をつけることです。

変な言い方ですが、塾に通う必要がないようにするのが塾の仕事かもしれません。

 

成績が上がらない原因は何なのか?ゲーム?スマホ?部活?意思の弱さ?

認めたくなくてもそれを素直に認め、その原因を改善していく...必ず成績は上向きます。

その原因追究の中で、われわれ塾としてどこまで踏み込んで指摘していいものか?...

...だからこそご家庭との定期的な面談で情報共有することが必要と思っています。

 

過去1度も面談していただけないご家庭がありました。

今回は年度替わりなので是非!というご案内をほぼ1カ月前にご連絡してあります。

この生徒の成績は残念ながらこの一年間低迷しています。

今月の塾での授業はすべて終了し、面談日時の連絡を心待ちにしていました。

この生徒のためにも伝えたいこと、相談したいこと、確認したいことがたくさんありました。

そして今月もあと3日で終わる昨日、待望の連絡がご家庭から電話でありました。

 

『今月いっぱいで塾を辞めます。成績も全然上がらないし...』

 

悲しいですね。

退塾したからということではありません。

いろんな思いを寄せていたのに、わずか数秒の電話一本で...

その生徒の今後も心配で...

所詮、たかが塾なんですね...

 

悲しいですね。

 

staff☆x