『中学3年の25%にあたる4人に一人が教科書を理解できない』...
...という衝撃的な調査結果が先日発表されました。
主語や目的語など文章の基礎的構造が理解できず、
新聞や教科書レベルの基礎的な読解力を身に付けないまま義務教育を終えることになり、
社会生活を送るのに最低限必要な読解力の不足が懸念される...
...と警鐘を鳴らしています。
『国語が好き』という生徒は時々いますが、他教科に比べれば少ないのは確かです。
また『国語が好き』な生徒は、他教科も含めて全般的に成績が良い傾向があります。
さらに私の経験から言えば、最も成績向上に時間を要するのが国語というのも事実です。
入試も模試も定期テストも、そして決して国語だけに限らず他の教科でも
最近は『記述問題』『記述力・表現力を問う問題』が多くなってきています。
そのためにも『さらなる国語力が必須』のはずなのに、この調査結果は深刻です。
寺子屋wakavaでは、中3受験生のほぼ全員の夏期講習に今年は『国語』を実施しました。
なかなか即効性のある教科ではなく、結果が出るまで時間がかかる教科ですが、
その後の模試や定期テストで受講者全員の国語の点数がupしています。
また今までほぼ空欄状態であった『〇〇字以内で書きなさい』等の問題に対しても、
必死に食い下がって記述している生徒が多くなりました。
そして国語以外の他教科の記述問題の正答率も向上しはじめています。
読解力はすべての教科の基本です。
昔から言われている事ですが、
『読書をする』『新聞を読む』等の日頃の習慣の積み重ねがいかに大切か...
...もちろん塾だけでは限界があります。
保護者の方に、ぜひご家庭での生活習慣を見直ししてもらうきっかけになればと
今回の調査結果を踏まえて強く感じています。
staff☆x