先日の夜、自宅の真裏(正確には1軒はさんで裏)で火災が発生し、
残念ながら出火元のお宅は全焼、痛ましいことに2名の方が亡くなられました。
夜10時過ぎの火事にもかかわらず、翌日の新聞朝刊には写真入りで、
また、NHKをはじめすべてのTV局のローカルニュースでも翌日はトップで報道されました。
ここ荻川で塾をやっていますが、私はもともと新津・荻川の住人ではなく、
隣りの亀田に住み、毎日そこから通勤しています。
片道の所要時間はクルマの時は30分弱、ママチャリ利用では約1時間を要します。
仕事柄、夜が遅いので、帰宅時間は早くても夜10時半過ぎ、
遅い時は深夜0時を超える時もあります。
その日は、冷たい雨が降り続く初冬らしい夜で、クルマ通勤の日でした。
完全燃焼した仕事の疲れを癒しながら、いつものように帰宅の途へつきましたが、
自宅が近づくにつれ、行く手にはおびただしい数の赤色ランプの点滅が...。
この消防車の数はただごとではない...
そう思っても、う回路を含めた自宅へのすべての道路が通行止め。
もしかしてウチが...
気持ちは焦るばかりですが、規制線があちらこちらに張り巡らされていたため、
自宅へは一歩たりとも近づけず、どうすることも出来ません。
少し離れた空き地にクルマを放り出し、報道陣の取材のような格好に紛れて、
何とか現場に近づきようやく確認できたのが、冒頭のような事実でした。
消火作業が終わり、放り投げていたクルマで自宅に戻れたのは午前1時頃でした。
火災現場には今まで何回か遭遇したことはありますが、
目の前で人が焼け出され、尊い人命が失われるのは、
やはり素人の私にはあまりにも過酷過ぎて直視できませんでした。
燃え盛る様子を眺めながら、ただ無事を祈ることが自分の出来る精一杯のことでした。
それでも、本当に不謹慎で恥ずかしながら、
自宅が出火元でなくてホッとしたという安堵感が心のどこかにあったのも事実です。
これからが冬本番です。
月並みな言い方ですが、火の用心に用心し過ぎることはありません。
今回は、勉強の話題とはまったく関係のないものでした。
それほどショッキングな心に残る出来事でした。
staff☆x
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