今回のお題は『優等生』...
...と言っても、成績優秀とか品行方正などの意味のいわゆる『優等生』ではなく、
『物価の優等生』...そう、タマゴについてです。
実は私は、男性としてはきっと珍しいかもしれませんが、買い物が好きな方です。
それも、趣味や何か特別な嗜好品ではなく、スーパーでの日常の食材の買い物です。
〇オンとか〇ピタなど人が多い大型店ではなく、
〇オエイ、〇オロク、〇ューピット、〇水フード、〇ャレンジャー、など、
地元に根付いた比較的小~中規模なところで買い物をします。
昨日も〇アレマートに行き、止まらぬ野菜の高騰に頭を痛めているところです。
逆にほとんど値段が変わらない....
それも私が生まれる前から、ほぼ価格の変動がない...
それが鶏卵で、だから『物価の優等生』と言われています。
もちろんタマゴのサイズや種類、最近では混ぜ混ぜのようなバリエーションもありますが、
私の行く上記の店舗では、大体いつも1パック80円~110円程度で販売しています。
小さい頃、私の家庭では毎朝の朝食だけは一家全員が必ず揃って食べるという、
ささやかながらも大切な家族のルールがありました。
誰かが早く出かける時は、全員が一緒に早く起きて一緒に朝食を食べます。
その毎朝の食卓に出てくるものが生タマゴ、しかも全員で1ケだけのタマゴです。
そのたったひとつの生タマゴを一家6人で分け合ってご飯にかける...
...今では信じられないかもしれませんが、いかに貧しい家庭だったか分かります。
それでも、そのわずか1/6のタマゴは貴重で楽しみでした。
母親は子供たちのためにと、時々タマゴを辞退して、1/5になる時もありました。
貨幣価値を考慮して逆に考えると、値段が今とほとんど変わらないタマゴは、
当時としてはかなり高価なものだったのかもしれません。
今でもスーパーでタマゴを買う時に、必ずその記憶がよみがえります。
まるでALWAYS三丁目の夕日のような、古き良き昭和の時代の強烈な想い出です。
だからこそ、いくら安いといっても贅沢は敵...タマゴの想い出が戒めてくれます。
言わば、社会に出る前のタマゴのような生徒たちを預かっている今の仕事ですが、
決して優等生でなくても、いずれ立派に孵化して成長してもらいたいと願っています。
staff☆x
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