インタビュー

アッという間に過ぎ去った年末年始。

まだ世間では新年会や賀詞交換会などが開かれているようですが、

毎年のことながら、この時期になるとお正月も、なんか遠い昔のような気がします。

 

それもそのはず、当塾では1/4(土)より毎年恒例の『入試直前対策講座』を開講中。

入試直前ギリギリまで受験生の最終チェックとメンタルサポートを行なっており、

その結果、過去一人の不合格者も出していないという、

当たり前ながら非常に難しいミッションを今年も絶対に継続すべく、

言わば塾としての総決算の仕事を生徒ひとりひとりに対して行なっている真っ最中です。

 

そのカリキュラムの中で、いわゆるスベリ止め用の面接練習を昨日実施しました。

 

『面接』を英語では『インタビュー』と言います。

ただ一般的に『インタビュー』という言葉からイメージするのは、

例えば有名人やヒーローなどがマイクを向けられて、どちらかと言うと少し自慢げに、

その武勇伝や苦労めいたものを多少カメラ目線も気にしながら...

...という場面ではないでしょうか。

特に昨年末に問題発覚した某女優さんの『別に...』という場面、

この有名なシーンも舞台上でのインタビューの場でしたね。

 

以前、民間企業に勤めていた際、人事・採用の仕事も長年担当していました。

だから...というほど、人を見抜く目は決して持ち合わせていませんが、

生徒たちは『面接』=『インタビュー』という意味を知ってか知らずか、

とにかく聞かれた事のみへの返答、

さらには極端に言えば、10聞かれても仕方なく5~6程度しか話をしない、

そんな傾向があるような気がしてなりませんでした。

 

あなたの立場は、一般的なイメージからくる『インタビュー』とは全く逆なのですよ。

あなた自身を売り込まなければいけないのが『面接』なのですよ。

 

現場を経験した面接官は、どんな人材が必要なのかを見極めるプロです。

その場しのぎの問答はすぐに見透かされます。

どんなに理論武装して美辞麗句を並べても、

その奥にあるもの・その先にあるものを見ています。

知ったかぶりをしてボロを出すくらいなら、

ハッキリと素直に『勉強不足で分かりません』と言った方が好印象を与えます。

大切なのは、自分の言葉で自分の熱い気持ちを相手に伝えられるか、ということです。

 

高校入試に対しての面接練習としては少し突っ込み過ぎたかなぁと感じましたが、

いつか必ず直面するであろうアルバイトや就職試験時に少しでも思い出してくれたらなぁ、

そしていつか教え子の中から、いわゆる『インタビュー』を受けるような、

そんな有名人やヒーローが誕生すればなぁ...

...なんていう想いを抱きながらの面接練習は結構楽しいものでした。

 

何はともあれ、とりあえず今回も全員のスベリ止めの吉報を待っています。

 

staff☆x