ムヒカ大統領

先月のはじめに来日された、皆さんご存知の『世界で最も貧しい大統領』と言われている人です。

いろいろな本も出ていますが、私は世界中に配信された、例のヒッチハイクの映像で知った一人です。

 

南米ブラジルとアルゼンチンの間に位置する、日本の約半分程度の面積の小国ウルグアイの元大統領で、

大統領公邸には住まず、首都モンテビデオ郊外の質素な農場で農作物を栽培しながら奥様と住んでいるとのこと。

月収(約100万円)の90%を寄附し残りの約10万円で生活、個人資産は自ら運転する年代物のVWビートルのみ。

このクルマを知らずにヒッチハイクし、乗せてもらった後で大統領だと分かったというのが世界中に配信された映像。

大統領専用機などももちろんなく、国際会議の時は民間機のエコノミークラスを利用するか、

なんと他国の大統領機に一緒に便乗させてもらうとか。

 

他にも逸話はたくさんありますが、国民に絶対の人気があるのは説明不要ですね。

 

折しも、どこかの国の都知事は、就任後わずか2年間で自らの出張費が2億円を超え、

先般のロンドン・パリ5泊の出張だけでも随行員20人で5000万円を超える費用がかかったとか。

費用に見合う効果も見受けられないのに、都民の税金をファーストクラスとスィートルームに費やし、

また最近では、ほぼ毎週末、都庁と温泉地の別邸とを公用車で往復していたことが判明、

いよいよ都民のリコールに向けた動きも出始めたらしいです。

 

   貧乏な人とは、少ししかモノを持っていない人ではなく、

   無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことである。

 

ムヒカ大統領の名言は、実践からきているだけあって、本当に心に響きます。

 

無限の欲を持ち、常に満足を追い求めていいのは、きっと学習面や知識習得の面だけです。

そういう意味では、勉強に関してはいつも貧乏であり続けたいですね。

 

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