たかが塾...

ホント、いろんな生徒がいますよね。

決してひとつの型にはめるのではなく、一人ひとりの個性を伸ばしながら...

というのが大切だと分かっていながら、やはりその難しさに四苦八苦しているのも事実で、

成績向上という塾の使命をその過程でどうやって果たせるのかと、今年度も試行錯誤している昨今です。

真の意味での個別指導を追及すると必ず直面するテーマですね。

 

ほぼ毎回授業時間に遅刻してくる生徒がいます。

振替保証という特権をフルに活用(悪用?)し、授業をひんぱんにドタキャン・振替する生徒もいます。

毎回忘れたと言って塾の宿題をまずやってこない生徒もいます。

いわゆるヤル気スイッチがまったく入らず、勉強より友達との談話を楽しみに塾に来ているような生徒もいます。

成績が上がらない時、他の塾に変えれば自然に勉強が出来るようになると大きな勘違いをしている生徒もいます。

生徒の主体性を育むために、頭ごなしに直接ご家庭へ連絡するのを控えているのをいいことに、

悪い情報の共有をしようとしない、またはウソを平然とつく生徒もいます。

いずれも生活の中での塾の優先度は低く、必然的に成績結果も芳しくなく、

まさに『たかが塾...』と言わんばかりです。

 

パラダイム転換すれば、だからこそ彼らには塾が必要なのですね。

 

ただひとつ残念なのは、

  通塾にはお金がかかっていること、そのお金はご両親が必死で働いて稼いでいるということ、

  通塾できるということは決して当たり前なことではなく、自分は恵まれているんだという感謝の気持ち、

  そして当塾はお金をお預かりする以上は絶対に成績upという責任を果たす、

  その信頼を裏切るようなまるで詐欺のような行為は決してしない、そういう面ではどこよりも厳しいつもり、

等々の認識がかなり希薄であるということです。

 

塾の立場で、果たしてどこまで踏み込んでいいものか、いつも熟慮するところですが、

よく言われるように『心・技・体』すべてが揃うことによって、成果が最大限に発揮されるのも確かです。

 

新年度が始まってまだ間もないですが、

今年もまたいろいろと勉強させられる一年になりそうです。

 

staff☆x