あれから13年

公立高校の入試がひと段落し、

今はやりきった充実感と結果待ちという多少の不安感が入り混じった心境ですが、

毎年この時が来ると思い出すのが...

...そう、忘れられない、そして決して忘れてはいけない日、3.11です。

人それぞれ、様々な思いがあり、そして様々な祈りに包まれる日。

そして今年も、まるで昨日の出来事のように鮮明に思い出されます。

そして毎年のことながら、当時の状況を記録したブログを今年もupします。

 

もう、13年なんですねぇ。

 

13年前の3.11、新潟は公立高校入試の合格発表日でした。

当時、私はある大手塾の教室長という立場で、

順次届きはじめた合否の連絡に一喜一憂しながら、

その日に塾で同時開催していた合格祝賀会で、

生徒や保護者の対応にてんてこ舞いしていた記憶があります。

合格の吉報を心待ちにしていた受験生がなんと50数名いたからです。

 

そんな状況なので、不謹慎ながら地震の揺れはよく分かりませんでした。

ある生徒が『今、揺れたよね?』...

しばらく後に、ある講師がスマホで見せてくれた『津波の実況映像』...

...それでもその時は地震や津波のことよりも、

正直、生徒の合否の方が私にとっては大切でした。

 

でもまさか、東北がこんな一大事になっているとは...

 

なんか今年は吉報が届くのが遅いなぁ、携帯がつながらない?JRがストップしている?えっ?何が起きているの?

50数名いた受験生全員の合否の確認がとれたのは19時ちかくでした。

かなりの時間が経過し、すべての事象の原因が大地震であったと分かった時、

世間では安否の確認をしていたのに、自分は合否の確認をしていた...

 

まさかバチが当たったわけでもないでしょうが、

この年の秋に18年連れ添った愛犬が他界しました。

そしてその直後に、今度は実父がガンを患い80数年の生涯を閉じてしまいました。

 

私にとっても13年前のこの年は、本当に忘れられません。

 

今年は元日から大地震に見舞われ、

その後も日本列島のいたるところで揺れが続いており心配は尽きません。

公立高校入試の合格発表が近づくたびにフラッシュバックする苦い思い出です。

 

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