気付きと我慢

都合があったり体調が悪かったり...

いわゆる授業振替は大抵の塾でも実施していると思います。

塾によっては、例えば前日までの連絡とか、あるいは授業開始の何時間前までとか、

というように期限を設けているところが多いようですが、

当塾はドタキャンでも必ず振替保証をしています。

塾の授業料は時間単価がとても高いですからね。もったいないので無駄にはできません。

でも、本来の意味合いからだいぶかけ離れて、少しキツイ言葉ですが”悪用”しているような人も時々見受けられます。

 

最近、実際にあったいくつかの事例です。

 ①授業時間を過ぎても生徒が来ない...自宅に連絡すると忘れていたとのこと...

   塾で講師はスタンバイ...

     生徒はすぐに駆けつけると約束...すでに授業時間を30分経過...

     生徒より再び連絡あり『振替して下さい』

 ②授業時間を過ぎても生徒が来ない...自宅は留守電なので母親の携帯へ連絡...

   塾で講師はスタンバイ...

     どうも家族で外食中らしく生徒本人が電話口に...

     すでに授業時間をだいぶオーバー...

     電話口の向こうで『振替してもらいなさい』という母親の声が聞こえる...

     塾のスタッフ一同絶句

 ③その日はとても寒い日で交通網に大幅な乱れ...

   授業開始30分前に講師より連絡あり『授業時間に間に合わないかもしれないの

   でタクシーで塾に向かいます』...

     その直後生徒よりドタキャンの連絡あり『寒いので振替して下さい』...

     爆発しそうな気持ちを抑えるのに精いっぱい...

 

他にも当塾では”ご両親の許可があれば塾内での飲食OK”としています。

部活や学校から直接塾へ来てお腹を空かしながら必死で勉強しなければいけない生徒へのせめてもの救済です。

ところが、これも自分勝手に都合良く解釈している人が多々います。

 

注意するのは簡単です。ルールを改訂することも簡単です。

でも何とか自分で気づいてもらいたいのです。

相手の気持ち、自分の甘え、他人への迷惑、

そしてそこから人間関係や社会生活などの基本を。

我慢することも大切な教育のひとつだと痛感し実践しているつもりなのですが...。

 

staff☆x