当塾に最も近い中学校では、中3生を対象に、
現在2泊3日の日程で修学旅行が実施されています。
今年も(?)東京方面で、やはり楽しみなのはTDR(東京ディズニーリゾート)のよう。
関西方面の時は、きっと同じ理由でUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)だったことも。
また、中には班別での自由行動が非常に楽しみという生徒も。
いずれもやはり、四六時中拘束される団体行動は嫌われがちで、
これは大人の世界の社員旅行とか宴会等が敬遠されているのと共通しているようです。
生徒たちの自主性とか主体性とか連帯感を育むという目的成就はとても大切です。
今となっては遠い昔ですが、観光名所や神社仏閣を巡っていた私の頃の修学旅行は、
その意味ではまったく比較になりません。
ところが、当時の修学旅行が現在と比べて断然有益だった点がひとつあります。
それは...教科書掲載の歴史的場所を実際に訪れて体感できるという体験です。
なかなか興味が湧かない歴史的事柄を覚えられるきっかけにもなったということです。
実は私、以前の仕事で、この修学旅行の企画・営業・添乗の業務をやっていました。
日帰りの遠足から、1週間~10日間にもなる海外研修旅行まで、
中学校、高校、専門学校...一体いくつの修学旅行を扱って同行したことか...
ホント真剣に調べないと分からないくらいです。
なので、当然のことながら、修学旅行のウラのウラのウラまで熟知しています。
その仕事を続けていく中で、年々旅程の中身が変わっていくのがハッキリ分かりました。
『この旅程でホントにいいのかなぁ?』と疑問を持ちつつも、
『フリータイムが多ければ引率の先生方も楽だし、生徒も喜ぶし...』...。
手配を請け負うという立場では、それ以上の事を進言することは許されません。
時代の流れなんですね...。
いずれにしても、旅にハプニングやアクシデントはつきものです。
日程表通り、スケジュール通りにすべての事が順調に運ぶというのは滅多にありません。
旅行=トラベルの語源が『トラブル』と言われている所以です。
大切なのは、そんな時にどのように対応して、
いかにポジティブな気持ちに切替えられるかどうかです。
そして些細なことに対しても、いかに感動できる心を持っているかどうかです。
それで旅の印象は大きく変わり、思い出の良否も決定されてしまいます。
まるで人生そのものですね。
『人生は旅であり、旅もまた人生である』...しみじみ納得させられます。
staff☆x
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