世界遺産雑感

今年のユネスコ世界遺産委員会で、

仁徳天皇陵とか大山古墳などとして習ったはずの『百舌鳥・古市古墳群』が、

日本で23番目の世界遺産に正式決定したのは既に皆さんご存知のとおりです。

年々入試にも出題傾向が高くなりつつある『世界遺産』だけに、

受験生にとってもぜひチェックしておきたいニュースです。

 

ところで、皆さんはいくつ世界遺産に行ったことがありますか?

実際に数えたことがありますか?

 

実は私の以前抱いていた壮大な夢は、世界遺産の完全制覇でした。

せっかく行くのだから事前に勉強しておきたいと、世界遺産検定の資格も取得しました。

 

ところが....一番最初の世界遺産登録の数はわずか12カ所でしたが、

毎年登録件数は増え続け、今ではすでに世界中で1000カ所を超えています。

仕事(前職)とプライベートで世界遺産の地を必死に追いかけましたが、

とても登録スピードには追いつけません。

夢が大きすぎたというあきらめと、

数が増えるに従い世界遺産自体の価値はどうなの???という疑問を抱きつつ、

それでも日本国内も含めて70カ所程度の世界遺産へは行っています。

 

自然遺産、文化遺産、複合遺産、さらには危機遺産や負の遺産という分類の仕方もあり、

登録された遺産はやはりそれなりの魅力があるのは当然です。

夢の実現へのプロセスで個人的に収集したものですが、

世界遺産に関するDVD、ビデオ、写真集、雑誌、資料などが塾に並べてあり、

その質と量だけなら、きっと日本一の塾ではないか(?)とさえ思っています。

 

どれもこれも一生に一度は観てみたいというものばかりですが、

私が行った世界遺産の中でのイチオシは、

やはりフランス北部ノルマンディー地方にある『モン・サン・ミシェル』です!

その造形美はもちろんですが、宗教や歴史の事前知識があれば、

より深い感銘を受けること間違いありません。

 

さて、佐渡金山の登録はどうなるのか???

新潟県人としては今後の動向が当然気になります。

反面、これ以上世界遺産の登録件数が増えると価値が希薄になるのでは...

...いろいろ勉強したからこそ湧いてくる素朴な気持ちもあり、本音はとても複雑です。

 

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