意外にも前回の『韓国雑感』が好評だったため、
今回は雑感シリーズ(?)第2弾として、中国に関して少し触れてみたいと思います。
実は私、韓国同様、中国へも十数回の渡航歴があります。
中国との付き合いは、数十年前、初めて万里の長城を訪れた時、駐車場にあった中国式トイレ(当時普通の
現地のトイレ)で、扉がない大便所で新聞紙を広げて局部を隠し用を済ませている人と目がバッチリ合い、
月から見える唯一の地球の建造物と言われる万里の長城の感動以上に大きなショックを受けたことから始まります。
ただし国土が広大すぎて、やはり北京・上海・香港・西安などの大都市とその近郊が中心で、
残念ながら韓国のように隅々まで熟知しているというところまではとてもいきません。
また、前職の関係で『中国デスティネーションスペシャリスト』という資格も持っていますが、
勉強すればするほど、その奥の深さというか、歴史の複雑さに圧倒されてしまいます。
さらに一時、中国資本の会社で中国人と一緒に仕事をしていたこともあり、
とにかく理解するのが難しい多様な顔を持つ民族とその上に成り立つ独裁国家に嫌悪感すら覚えたことがあります。
爆買い、汚い、ルールを守らない...身内や親戚や一族はとても大切にするが、それ以外は無関心...
歴史認識、反日などと言っているのは共産党員を中心としたごく一部の漢民族のみ...軍事費が世界一でも
愛国心は世界最低、だから上層階級は私腹を肥やし海外に資産を持つ...常に外へ敵を作って国民の目を
向けていないと体制が崩れる懸念が...法律の上に公安や共産党があるので盗聴や隠しカメラやハニー
トラップに要注意...英語で会話していても都合の悪い話になると北京語や広東語を織り交ぜて密談する...
本来平等なはずの社会主義なのに貧富の差はひどく、地方からの出稼ぎが大都市に集中している...
今でも賄賂がまかり通り反日デモの参加者には日当が支払われていた...先を読んで人心を把握し時には
人を騙すテクニックは欧米人などより数段上...ごく一部の声ですが、すべてうなずけることばかりです。
ほぼ同じ時期に日(安倍)・中(習)・韓(朴)というようにそれぞれの国の指導者が交替し、
それ以来、韓国と並んで何かと反日行動が続いていた中国ですが、
最近少し日本に対しての姿勢が変わってきましたよね。
何だかんだと言っても、その広大な土地、世界一の人口、そしてそこに生きる人のバイタリティというか
生きる力というか、付き合い方次第では日本の国益になることがかなりたくさんあると思います。
本来、自由とか民主主義といった同じ価値観を共有しているはずの日韓を見事に分断させた中国の老獪さや
したたかさは、告げ口外交だけの韓国とは違って正直見習うべき点が多々あるような気もします。
もし今の共産主義・社会主義の体制が崩壊した時、どんな中国の姿があるのか?
その時が本当に来るのか、その時まで私自身が生きているのか分かりませんが、
不安と興味があるということは、それなりに気になる存在ということの裏返しかもしれません。
staff☆x
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