一礼

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

おいおい、受験生には盆も正月もないといつも言っているのに...と、批判を浴びそうな決まりきった挨拶ですが、

とりあえず大切な節目としてのご挨拶です。

毎年必ず受験生がいます。と言う事は、この仕事をしている間は、毎年盆も正月もないということです。

  

今年も勇気と感動を与えてくれました。

箱根駅伝です。

青山学院、圧倒的な強さでの連覇、本当にすごかったですね!

神奈川大学でしたっけ、わずかあと4秒でタスキが...決して映画でも作り話でもなく、目の前で起きた現実です。

 

様々な感動の中、今年も胸を打ったのが、走り終えた後の一礼です。

力の限りを出し切り、すぐにでも倒れこみたいはずなのに、自分が走ってきた箱根路に向かって深々と一礼。

その後に泣き崩れたり、倒れこんだり、仲間の輪に飛び込んだり...極限の中、なかなか出来るものではありません。

 

塾の授業が終わった時、塾で自習が終わって帰る時、一礼は不要ですが、残念ながら挨拶すらしない生徒もいます。

親の躾と言ってしまえばそれまでで、注意するのも簡単ですが、何とか自分で気づいてもらいたいものです。

 

受験という、苦しいけど自分を成長させてくれる道のゴールで、

スピードは人によって違うけど目標としていたゴールに無事到達した後で、

果たして何人の生徒が全力で駆け抜けてきた道を振り返って一礼できるか?

少なくとも、人生のゴールのテープを切る時には、一礼できるような人間でありたいと思います。

 

最近は毎年、この感動をもって仕事のスタートとさせてもらっています。

全力で限界まで生徒と伴走できるか...いつも心を新たにしてくれる箱根駅伝です。

 

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